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予報では今回も全日程が雨。どうしたものかと思案しつつ朝起きてみると、晴れている! 西表ではよくある話なのですが、 ① 予報はアテにならない(台風などわかりやすい場合を除き) 地元の人もそう言ってました ② 降水確率○○%≒1日のうち○○%の時間は雨 大体①、②のどちらかな気がしてます。さらに、島内でも局所的に雨だったり晴れだったり、もう無茶苦茶です。予報より自分の目を信じた方がいいです。 山側には雲がかかっており、古見岳頂上にアタックをかけるか迷いましたが、とりあえず最後の渡渉点まで行って考えることにして、急いで出発。13回の渡渉の後、尾根に取り付き山頂へ向かいました。 古見岳山頂方面を望む 2013年2月10日 西表島 (山頂が見えてからが長い!せっかく登ったのに一度谷に降ります) 雨上がりで草はびしょ濡れ、沢は増水気味で渡渉しにくい、気温は20度そこそこなのに湿度100%(?)、全身ずぶ濡れになりながら、気合で2時間で山頂に着きました。(きつかった!)道は昨GWより荒れており、不明瞭な所が増えていました。 さっそく、枯れた竹をパキパキ割って、カミキリを探します。が、都合良い竹などほとんどなく大苦戦。 山頂直下の竹林 2013年2月10日 西表島 (うっすら見えてるのが道です) 何とか1幼虫を確保しましたが、大きさから考えるとサビアヤ。細い食痕はゾウムシ・・・ブーメがいるという野望は打ち砕かれてしまいました。可能性はなくなったわけではないので、どなたか体力自慢の方、トライしませんか?遭難しても一切の責任は負いませんけれども。 そんなこんなで、雲行きも怪しくなり、ダッシュで下山。滑る滑る・・・雪渓をスニーカーで下るような(?)感じでした。木がたくさん生えていて掴める分ましかも。一回道も見失いました。なんとか降りきったところで雨が降りだし、増水して渡渉できなくなる前に逃げるように脱出。 その後、天気良さそうな別の場所に移動。新品11m竿を初めて使ってスウィーピング。すると、ツゲモチを掬っていたらなぜかヤエヤマホソバネ♂が!ツゲモチの上を見ると、アカメガシワが生えていたので、直前に降った雨で落ちてきたのかもしれません。それにしても、こんな早い時期にもいるのかと驚きました。今まで、3月に行ってもなぜか採れなかったのを「まだ発生してななかったからだ」と自らに言い聞かせ勝手に納得してましたが、もう言い訳できなくなりました。 この頃、体に力が入らず、何かおかしいなと思っていたところ、夜中に喉がおかしくなってきました。これはやばい・・・ #
by oozumukadek
| 2013-02-14 20:57
| カミキリ
久々に更新ネタができました。 先週末の3連休+1日を使って、真冬の西表島へ行ってきました。 目的は、昨年採れなかったクラルア、後は古見岳山頂のタケ内にいるカミキリの探索でした。 あまりに色々(ショッキングなこと含めて)ありすぎて、しかも現地で体調を崩して療養を余儀なくされるなど中々大変な遠征となりました。現在も風邪が治らず自宅療養中・・・ 2月9日 早朝の便でまず那覇へ。skymarkのカウンター等手続が長蛇の列過ぎて、搭乗時間に間に合わないという初めての経験をしました。無事乗れて一安心。当たり前のことかもしれませんが連休初日は要注意です。時間に余裕を持った行動を! 那覇~石垣の間では、初めてブロッケン現象を見ることができ、感動でした。(カメラは出しておらず、写真撮れず) 午後1時40分に大原に上陸し、さっそく先に現地入りしているTさんと合流。 天気は直前まで雨が降っていたようで、採集には厳しい感じ。時間もないので、とりあえず昨年見つけたノコギリヒメコバネカミキリの採れた立枯へ行くことに。2月ラベルが採れることを期待。(いくつか前の、昨年GWの記事で省いた諸事情というのは、ノコギリヒメコバネを採集していたことでした)しかし、Tさんから立枯が跡形もなくなっていると聞き、愕然。実際に行ってみると、大きな木が見事に消失している!!! こうなることが嫌で、記事にもあえて書かず、採れた、という以上の情報は出さないようにしていたのですが、やはりどこかで漏れてしまったのかもしれません。もっとも、道沿いの木だったので、我々以外のグループが人知れず見つけ、回収した可能性も(かなり考え辛い状況ではありましたが)ないわけではありません。(そもそも他人の情報を元に木を根こそぎ持っていくなんて論外で、虫屋にそんな人間がいるなんて考えたくありません。)それでも、100kg以上は軽くあるであろう巨大な立枯、しかも多くの人の通る道沿いにある木を根こそぎ持っていくなど、どうかしていると思います。なお、わずかに残った残骸には多数の食痕があったことから、持って帰った人は恐らく100頭単位でノコギリ標本を得ることになるでしょう。そこまでして欲しいものなんですかね・・・今春の採集を楽しみにしていた知人達に合わせる顔がありません・・・すみません、愚痴ってしまいました。気分を害されたようでしたらお詫び申し上げます。 なお、このなくなってしまった立枯、健在時に色々面白い情報を提供してくれました。 近い将来発表される予定で、もうノコギリは幻ではなくなるでしょう。(幻の虫が狙って採れる虫になると、夢が終わってしまうような一抹の寂しさがあります・・・)珍種の生態解明の一端を担うことができ、後味は悪くなってしまいましたが、それでも大変に幸運でした。 完全に出鼻をくじかれ、雨も強くなってきたので咲き始めのシイ花を掬う気もおきず場所を変更。テリハノブドウの新しい枯ツルを少し見つけ、1日目終了。 天気悪くネタもないので、昨年貼れなかったノコギリ生体写真(本邦初公開???)を2枚程。 生かして自宅に持って帰って撮ったヤラセ写真です。今年GWに生態写真を撮って某昆虫誌の表紙を狙おうという野望があったのですが・・・ ノコギリヒメコバネカミキリ雄 2012年5月4日 西表島 フラッシュありだとゴキブリみたいです。(上の個体と同じ個体です。この個体は、貴重な標本は然るべき人が持つべきとの判断から某氏に差し上げ、もう手元にはありません) #
by oozumukadek
| 2013-02-13 21:06
| カミキリ
最近は一ヶ月以上フィールドにまともに出ていません。虫採り自体は二ヶ月行ってません。そんなに忙しいわけではないのですが、虫自体はシーズンオフなので行っても登山ばかりです。 ということで、海の日3連休の2日目以降を振り返ります。 7月15日 この日は4人で、ウスイロヒメハナのタイプ産地である某峠へ。南アルプスでは珍しいニセハムシハナ、さらにアラメハナも時期が早めなので狙えると期待し登山。 ゴトウヅル花 2012年7月15日 静岡県 植林と天然林の境界に生えていました。無数のPidoniaが入るという最近珍しい体験ができましたが、入る種類はいまいち。 天気は曇ったり晴れたりでまあまあ。ひたすらナナカマドの花やミヤママタタビ、ゴトウヅルなどの花を掬うも、入るのはブービエヒメハナやマツシタヒメハナばかりでぱっとせず。シラビソなど針葉樹の立ち枯れにはナガクチキが4種程来ていて、珍種も混じっていた模様。アトコブゴミダマも見つかり良い感じでしたが肝心のアラメは不在、ウスイロヒメハナも僕の網に入りませんでした(採った人はいました)。なんとかクモマハナを1頭ネットインし、下山。環境は良かったのですが成果はイマイチでした。 が、後で帰って然るべき人に見ていただくと、ウスイロヒメハナ1♂、トウカイヒメハナ2♂混入しておりました。ウスイロハナは以前採った個体と比べ随分大きくて意外でした。 峠周辺の環境 2012年7月15日 静岡県/山梨県 環境はいい感じ・・・ 7月16日 最終日。予報は晴れ。虫を採れる気が全くしなくなったので迷わず悪沢岳へ。この日は昨日に続き、カミキリ業界(?)では大変珍しい同年代のカミキリ屋N君と、いつもとてつもなくお世話になっているIさんと登山。 予想通り素晴らしい天気で、気持ちよく高度をがしがし稼ぎました。 途中、一昨年と同様の2種のイイ虫に遭遇。 トホシハナカミキリ雄 2012年7月16日 静岡県 シナノキンバイに2頭ついてました。その後通った人の話では、待っていたらかなりたくさん飛来した模様。 ダイモンテントウ 2012年7月16日 静岡県 N君が登山道沿いのハイマツで発見。この1個体のみ。もっといると思ったのですが、皮算用はうまくいかず。 高山植物はベストシーズンで花が非常に新鮮でした。 あまりの天気のよさで下山するのが勿体無くなり、稜線で随分長居してしまいました。走って下山したものの採集時間はあまりありませんでした。でも、下山ついでにウラジロナナカママドの花をたった10分弱スウィーピングしただけでクモマハナが10頭近く入ったのには驚きました。クモマハナにもベストシーズンだったようです。 さらに下山途中、予め教えて頂いたオオホソコバネ飛来木に寄ってみると、しっかり1雄ついていました。 そんなこんなで、一昨年訪れた時とはまた違った、とても楽しい3連休でした。 悪沢岳山頂と筆者(調子にのってかっこつけている) 2012年7月16日 静岡県 #
by oozumukadek
| 2012-11-19 23:11
| カミキリ
今夏は、北アルプスから戻ってからはずっと、採集に行ったのにいかないのと全く変わらない成果でした。 虫探しより登山するべきでした。何しろこの一ヶ月ちょっとで採集した虫はカラカネハナくらい・・・ ということで、更新する新鮮なネタは全くありませんので、夏休みの続きを振り返っておこうと思います。 8月4日 烏帽子小屋→野口五郎岳→水晶岳(往復)→祖父岳→雲ノ平山荘 夜明け前に出発。良い天気でした。 赤牛岳 2012年8月4日 富山県 赤い赤牛岳がモルゲンロートに染まるとこんなにも赤くなります。 この後黙々と歩き続けますが、ザ・高山帯の厳しい環境のためか、カミキリは全く見つけられませんでした。 そのかわり、高山蝶の中の高山蝶、タカネヒカゲにたくさん出会いました。意外と俊敏でろくに写真は撮れませんでした。 タカネヒカゲ 2012年8月4日 富山県 この日も天気がよく、水晶岳が絶景でした。 水晶岳 2012年8月4日 富山県 他にベニヒカゲ、クジャクチョウ、キアゲハなどを見ました。まったり歩いていたら、雲ノ平山荘についたのは午後3時過ぎになってしまいました。 8月5日 雲ノ平山荘→雲ノ平散策→鷲羽岳→三俣山荘 この日は念願の雲ノ平散策。雲一つない快晴のなか、雲ノ平散策を楽しみました。 祖父岳とチングルマ 2012年8月5日 富山県 見かけた虫は残念ながらベニヒカゲとニセフタオビヒメハナくらいなものでした。その後裏銀座稜線まで戻り、鷲羽岳経由で三俣山荘へ。天候が悪化の兆しを示していましたが、なんとか降られずに済みました。 写真は撮れませんでしたが、ボロッボロのタカネキマダラセセリが、鷲羽池分岐で休んでいたら飛んできて私の汗を吸っていきました。 鷲羽池に寄り道もしました。とても雰囲気のよい場所でした。稜線から標高差100m以上降ります。 鷲羽池 2012年8月5日 長野県 モンキチョウが池周辺を飛んでいました。ミヤマモンキではありませんでした。烏帽子岳周囲はミヤマしかいなかったのですが・・・ 三俣山荘に着いたら、雨が降ってきました。この日の夜はすごい雷雨、翌日の行程が危ぶまれました。 8月6日 三俣山荘→三俣蓮華岳→双六岳→弓折乗越→鏡平小屋 やはり朝から雷雨。雨が止むまで山小屋で停滞していたら、皆出発していって残ったのは2,3人でした。7時過ぎになって雨が止んだのでやっと出発。意外と視界は利きましたが、如何せん出発が遅すぎ、さらに雨雲がまた出てきたので、裏銀座からの撤退を決断、鏡平経由でエスケープすることにしました。 途中、こんなものを発見。オンタケクロナガでしょうか?素手で触ったら当たり前ですが匂いがつきました。 オンタケクロナガオサムシ(?) 2012年8月6日 双六岳 2個体見かけました。何食べてるんでしょうか? 他には標高が下がったせいか、フイリヒメハナなどがちらほら見え始めました。 フイリヒメハナカミキリ雌(首赤!) 2012年8月6日 弓折岳稜線 トホシハナカミキリ雌 2012年8月6日 弓折岳稜線 ニセフタオビヒメハナカミキリ雌 2012年8月6日 弓折岳稜線 槍ヶ岳が顔を出さず、ピドニアはハイマツ帯の外側に出てこないため、槍バックのピドニアは残念ながら撮影できませんでした。 フイリヒメハナカミキリ雄 2012年8月6日 鏡平 この日は夕刻、槍ヶ岳周辺の雲が切れるのを待ちました。蚊の襲撃が凄まじかったです。主食は人間でしょうね。多分。 鏡平から槍ヶ岳 2012年8月6日 鏡平 なんとか最後に雲が切れました。 2012年8月7日 鏡平→新穂高 この日は朝天気が良いと思ったらすぐ崩れました。黙々と下山するとすぐ雨は止みました。 下界は晴れていました。途中の左俣ノリウツギはあまり咲いておらず、網も持っていないためろくに採集になりませんでした。 秩父沢から弓折岳方面を望む 2012年8月7日 岐阜件 そんなこんなで、楽しい縦走でした。文句なしに良いルートですが、虫屋さんにはオススメできない裏銀座でした。 #
by oozumukadek
| 2012-09-17 19:28
| カミキリ
連休が取れたので北アルプス裏銀座などを5日間かけてダラダラと縦走してきました。 前半は最高の天気でした。後半は天気が崩れ、雲ノ平に寄り道していたら西鎌尾根に取り付けず、鏡平経由で下山しました。 水晶岳山頂から槍ヶ岳を望む 2012年8月4日 富山県 カミキリをいくつか撮影したのでまとめて載せます。見つけた虫はほとんど国立公園特別保護地区内にいたため採集できませんでした。初日の高瀬ダム~烏帽子小屋~烏帽子岳往復で見かけたカミキリをとりあえず。 アサマヒメハナ(?)雌 2012年8月3日 長野県 烏帽子岳alt.2200m 同定に自信ありません。間違っていたら教えていただきたいです。 フイリヒメハナ雄 2012年8月3日 長野県 烏帽子岳alt.2500m 日差しが嫌いみたいで、日照りが強くなるとセリ科花の下に隠れます。ハクサンボウフウ(?)の花が大好きな模様。 カラカネハナ雌 2012年8月3日長野県 烏帽子岳 alt.2500m 高所のカラカネハナは綺麗な個体が多い気がします。 クモマハナカミキリ 2012年8月3日 長野県 烏帽子岳alt.2550m たくさんいました。主にウラジロナナカマド花に飛来。時々ハクサンボウフウ(?)にも飛来。 烏帽子岳周辺は結構広い範囲が特保ですので、行く人は注意。もちろん上の写真の個体も採集できません。環境省の国立公園HP区域図を参照。 とはいってもコースタイム片道5時間半かけて虫も採れないんじゃ誰も行かないでしょうけれど・・・ 普通に山登る人のために道の感じを書いておくと、登山道のブナ立尾根は最初がかなり急ですが、よく整備されていますし気持ちよくがしがし標高が稼げるいい道です。小屋泊まりの荷物でしたら、速い人なら3時間そこそこで稜線に出られると思います。小屋まで時々展望ありますが、基本は樹林帯です。(一箇所小屋手前20分位に崩落地があって、視界が開けます)危ないところはとくにないです。烏帽子~船窪方面は崩落地がかなりあって危ないらしいです。 #
by oozumukadek
| 2012-08-19 22:21
| カミキリ
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